終活・相続コンサルタント 朝比奈秀二

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不動産売却エージェント・相続コンサルタント・終活アドバイザー・FPなどの活動をしている朝比奈秀二のブログ

贈与が否認されるってどういう事?

贈与税の大幅な改定が行われて、2024年から相続時精算課税制度を選択した場合、年間110万円までは贈与税の申告不要、相続時の加算も無しとなりました。 半面、通常の暦年贈与分の相続時加算がこれまでの3年から7年になります。こういった事もあって、注目されている贈与ですが注意する点もあります。 まず、贈与とは民法で定められた法律行為であると言う事です。 税務署の調査で贈与が否認されて、相続税の追徴課税を […]

相続税対策 アパート経営の注意点

相続税対策として、使用していない更地にアパートを建てると言う事があるかと思いますが、注意しないと将来的に困った事になってしまいます。 まず、アパートを建てる事が何故相続税対策になるかと言う事ですが、相続税の評価額を計算する場合、更地では路線価の価格に敷地面積を掛けて評価額を出します。しかし、アパートを建てて賃借人を入れる事によって、貸家建付地としての評価になります。貸家建付地の評価は、路線価 × […]

遺贈と死因贈与の違い

自分が亡くなった後、誰かに財産をあげたいと思った時に利用する手段として『遺贈』と『死因贈与』の2つがあります。 法定相続人が1人で、その人に相続させれば良いのであれば、遺贈も死因贈与も必要ないのですが、法定相続人が複数いるなかで、この財産は特定の人に渡したいとか、法定相続人以外の人に財産を渡したい場合は、遺贈・死因贈与などが必要となってきます。 この2つの違いについて説明します。 まず、遺贈とは遺 […]

子供の居ない夫婦こそ遺言を検討するべき

遺言については、みなさんもよくご存じかと思いますが、まだまだ遺言を残される方は少ないですね。 今日は、子供の居ないご夫婦が遺言を残した方が良い理由について説明します。 まず法定相続人についてですが、配偶者は常に相続人になります。そして、子供が居れば子供と配偶者が相続人になるので問題はありません。 しかし、子供が居ない場合は、配偶者と直系尊属(親や祖父母)、直系尊属が居ない場合は、配偶者と兄弟姉妹が […]

遺言とエンディングノートの違い

エンディングノートって聞いた事があるかたも多いと思います。 私もエンディングノートの普及活動を行っておりますが、遺言とエンディングノートの違いについて説明します。 遺言とは、亡くなった人が自分の財産を誰に渡すかなどの希望を残す事です。相続人の相続分を指定したり、相続人以外の人に財産を渡す場合などにも活用されます。 遺言は、15歳以上で意思能力があれば誰でもする事が出来るのですが、法律で遺言の方法が […]

不動産の共有相続は避けた方が良い

相続財産が自宅の不動産だけの場合など、兄弟が共有名義で相続するケースもありますが、あまりオススメできません。 共有名義人がずっと一緒にその自宅で暮らすと言う事であれば問題も少ないかもしれませんが、将来的には結婚などで家族が増え、どちらかが家を出る事になってきます。 そもそも、相続の時点で被相続人と同居していた人間と、別居していた人間の共有になるケースも多いです。 共有を避けた方が良い理由としては、 […]

遺留分って何?

遺留分と言う言葉を聞いた事があるかと思いますが、相続で揉める原因の一つはこの遺留分にあります。 民法では法定相続人、法定相続人の相続分を決めているのですが、被相続人は遺言などで法定相続分とは違う財産の分け方を指定する事が出来ます。 例えば、相続財産が自宅の土地建物1億円と、預金5000万円で、相続人が長男と次男の2人の場合など、長男に自宅、次男に預金と言った形で遺言されるケースがあります。この場合 […]

不動産売却は会社では無く、担当者で選んだ方が良い

不動産売却に関して、ひと昔前は大手不動産会社にお願いする言うのが多かったのですが、現在は変わってきています。 一時期問題になった、大手の囲い込みなどの影響もあるのかもしれません。 売却を扱う不動産会社としては、大手不動産会社、町の不動産会社、販売会社、売却メインの会社、など様々ですが、現在、会社では無くて担当者で選ぶ流れが主流になっています。 当然の話ですが、大手だから信用が出来ると言っても担当者 […]

相続財産ってどうやって評価されるの?(不動産編)

相続税の計算をする際に不動産がどうやって評価されるのかについて説明します。 土地について 土地の評価方法は、路線価方式と倍率基準方式の2つで評価されます。基本的に路線価が定められているエリアに関しては路線価方式、定められていないエリアに関しては倍率基準方式となります。どちらも国税庁が定めているのですが、一般的に市街化されているようなエリアでは路線価方式となります。 路線価とは、公示価格の80%を目 […]

相続財産ってどうやって評価されるの?(債権&動産編)

今回は、債権+動産の評価方法について説明します。債権とは、銀行や郵便局の預貯金、公社債などです。※わかりやすくする為に、経過利息→利息、源泉徴収額→税金と表記します動産とは不動産以外のもので、車や貴金属などです。 定期預金等課税時期の預入残高に、これまでの経過利息から税金を引いた残額を足したものが評価額になります。評価額 = 残高 + (利息 - 税金) 普通預金等(利子の額が少額のもの)課税時期 […]